丹波篠山黒大豆、黒枝豆の圃場を準備しました。

丹波篠山黒大豆、黒枝豆の栽培は1700年代に生み出された「犠牲田(ぎせいでん)」からはじまっています。

丹波篠山は盆地の中にあり、集水面積が小さいため、農業用水の確保が難しく、すべて水田にすると水が不足するリスクがありました。水不足の懸念に対応するため、村で協力しあい、いくつかの圃場に水を入れずに犠牲にしていたそうですが、その「犠牲田」で黒大豆栽培がはじまっています。水田を利用して栽培するため、水はけをよくする工夫が必要で、30cmほどの高畝を立てて圃場の準備を行います。トラクターで畝を立て、畝頭は、畝間の溝が排水までつながるよう手作業で掘り上げて仕上げをします。