宍粟市の農会長のみなさんが視察に来られました。

当組合の取り組みについてご興味をいただき、宍粟市一宮町、波賀町、千種町の農会長のみなさんと、農会事務局、JA、行政の方が視察に来られました。中山間地域で、農地と農業を守るためにどうしていくのが良いか、自営農家、大規模農家と連携し、地域住民とともに農地維持を行う取り組みを参考にされたいとのことで、30名の方がお出でになりました。

意見交換のなかでは、一番の課題は畦畔及び農道の草刈りとのお話があり、担い手不足の中、非農家にも声をかけてオペレーターとして参画いただいていることや、草刈りの体系的な実施方法などにご興味をいただきました。受託農地の耕作について、オペレーターが負担と感じていないか、農機の劣化なども含め、どのように感じているのかなどについての質問もいただきました。

農家が減少し、非農家の方が増えることで、農会の負担が増加している状況をお聞きし、自治会との連携を行ったり、地域住民の方に出来る事をやってもらうための声がけをしたりすることなど、地域の方々とのつながりを維持していくことが大切であることもお話しさせていただきました。

当組合が預かっている丹波篠山黒大豆の圃場も視察いただき、草刈りや用水について、現地を見ながらの意見交換もさせていただきました。

中山間地域の営農について、地域によってさまざまな課題があると思いますが、自分たちで農業と農地を守っていくという雰囲気づくりや、地域住民のみなさんとのかかわりを積極的につくっていく姿勢、思いをもって推進していく「ひと」の大切さを改めて感じる機会となりました。