JICA筑波の稲作技術向上コース研修生の研修を受け入れました。

6月10日(火)13:00~15:00にJICA筑波の稲作技術向上コース研修生13名の現地研修の受け入れを行いました。

この研修は一般社団法人海外農業開発協会がJICA筑波の委託を受けて実施している研修で、開発途上国のコメの生産拡大や生産性向上を図るために行われており、令和7年3月~11月の間、JICA筑波にてアフリカ諸国等(13か国、13名)の農業改良普及員を対象に、水稲栽培技術や普及手法に関する研修を行うプログラムとなります。今回、小規模農家の現状や集落営農の取り組みについて現地研修を行うということで、当組合にいらっしゃいました。あいにくの天気でしたが、黒豆作業場にていずみ営農組合の集落営農の取り組みや、共同利用、大規模農家との連携、水利環境など、この地域の特徴的な取り組みや、集落営農のポイントなどについて、組合長から説明を行いました。

田植えは終わっているため、これから行う丹波篠山黒大豆について、ハンドプランター「なかよしくん」を使った苗の定植体験や、黒豆乾燥機、脱粒機の実機の紹介、近隣の黒豆圃場、水田の見学などを行っていただき、昨年収穫の黒豆煮を試食いただきました。黒豆煮は甘くておいしいと好評でした。また、「なかよしくん」の価格や、他の用途に使えないかなどの質問もありました。

その他に、10年後、20年後の持続可能な集落営農について、自国の状況も鑑みながら、課題の確認や、組合組織としてできること、当組合の受託の仕組み、後継者問題、なぜ若い人が農業をやらないのか、公的な補助金などはどうなっているのか、組合には誰でも参加できるのかなど、多様な質問をとても熱心にいただきました。

※追加情報:7月6日、この取り組みは丹波新聞に紹介されました。Yahoo!ニュースに転載されています。